su-8導入
みなさんこんにちは。takatakadiaryです。
ここ数年のDACチップの進化はすさまじく、先端技術の音が気になっていました。
スピーカーにつないで、出てくる音は今までのUSBDACで満足していたんですが、DACチップにこだわる人をネットで見るたびにとても気になっていました。
DACチップが音の質を全て決めているわけではないと個人的には思っていて、作りのトータルバランスが音に反映されていると考えています。
新しいDACチップが出てくるたびに、最も評価がいいものがでてくるのを待っていました。
今まで使用していたUSBDACは、
と、
です。
2機種とも素晴らしい出音で、導入すれば満足できるものです。
SMSLのSU-8は、この2機種に比べてどうなのか。
中古市場では、同じくらいの値が3機種とも現在ついているので違いが気になるところです。
SU-8とは
SU-8の特徴は、ES9038Q2Mをデュエルで使用。トランス電源装備。バランスで出力できるところです。
ユーザーが欲しいなぁと考えやすいものを装備している印象で、かゆいところに手が届いています。こうしたら高音質につながるんじゃないか?といったところをしっかりおさえているからです。
SU-9という最新のDACチップを積んだUSBDACもありますが、SU-8に比べると値段が跳ね上がります。
正直、その値段ならこっちのチップのUSBDACのほうが、、、。と、選択肢が他へ移ってしまいます。
言ってみれば、SU-8は、高音質につながるんじゃないかと思われている装備を積んで、価格も抑えられ、評価も高いハイコスパなUSBDACといえるでしょう。
最近のDACチップの音が聴きたい、お手軽に。と、いった私のようなものにはうってつけのUSBDACですね。
開封してみた
不安がありました。
SMSLは中国メーカーです。最近は音質面では高い評価を受けていますが、箱がつぶれていたり、製品が汚れていたりしないかと心配しました。
しかし、それは杞憂に終わりました。
きれいに梱包されて、とても好印象です。オーディオ界における最近の中国メーカーはいいですね。
昔の弁当箱と表現している人がいましたが、同じ感想ですwww。
しかし、安っぽさはなくシンプルで好印象です。
入出力は必要最小限。入力はUSB、OPTICAL、COAXIAL。
出力はバランスとRCA。
素晴らしいですね。下手にBluetoothやイコライザなんかついていたら、音質面に不安がでたりしますが、これはシンプル。とても素晴らしい。
中国メーカーだけあって、初期状態では230V使用になっています。スイッチで115Vに切り替えねばなりません。これは必ず忘れずに。
しかし、日本は100V。決してこのまま動かないわけではないのですが、気になります。
音質面でも電源も昇圧したほうが有利だという人もいたので昇圧トランスを導入しました。
音を出してみた
初見での感想としては、
・低音が豊かで芯がある。
・音数は多い。
・高音もよく出ている。埋もれない。
・色付けはない。素材のまま音が出る。
といったところか。
聴いていると質が高い音が出ているように感じる。すごいUSBDACだな。こりゃ。
高級機にあるようなリッチでふくよかな色付けなんかはなく、本当に素材そのままの音がでてくるので、人によって好き嫌いが分かれるかもしれない。
しかし、本当に質が高い。これはとても満足。
出力にバランスとRCAがあるので、聴き比べると、私にはなぜかRCAの方が好ましい。
?なぜかはわからないが、バランスよりもRCAの方が鮮度や立体感が私には好みだった。
DENON DA-300USBと比べて
音数はSU-8の方が多い。立体感もSU-8の方が質が高く感じる。
素材そのままの音が出るSU-8に比べて、DA-300USBの方がリッチ感がある。この比較だとDA-300USBはDENONの色付けがしっかりしてあることが感じられる。低音が豊かでゆったり出音される三角形型のDA-300USBの方が好きだという人がいるかもしれない。
ジャズをよく聞き、実在感重視の私にはSU-8が好ましい。
ゆったり音楽を楽しむならDA-300USBの方かもしれない。
このあたりは人の好みによる。
E-DAC3と比べて
こちらはちょっと相手にならなかった。残念。
ある意味、勝負する土俵が同じだったように感じる。方向性が似ているともいえる。
音の出方が似ている方向性である上に、音数が圧倒的にSU-8の方が多い。
これは置き換えることになるなぁ。
とても好んでいたDACだっただけに残念です。
E-DAC3自体は素晴らしいDACなんですが、、。
当分の間、我が家のスタンダード
当分の間は、このUSBDACをメインに使いたいと思います。
満足度はかなり高い。
このUSBDACをはっきりと超えるDACの登場を待ちたいと思います。
もちろんハイコスパで。
最後に今回の音出しのアイテム。
スピーカー DIATONE DS-1000
プリアンプ 真空管プリ(和田茂式)
パワーアンプ thomann s-75mk2